NIRのお話し
近年、NIR(近赤外分析装置)の需要が増えていますが、 そのノウハウ本などは難解なものが多く、いまいち判りにくいです。ユーザーの立場から、できるだけ簡単に紹介します!

NIR領域のメリットとは

結論と言うと、「前処理が要らない」ということになります。
IRはKBrに混ぜたり、溶液にしたりと、前処理がいろいろ必要です。
NIRはサンプルをそのまま測れます。

有名どころでは、みかんや桃をそのまま測って、「糖度」測定してます。
他に、粉、液体、固体、マヨネーズのような粘体、などなど、
ほとんどのものがそのまま測れると言うメリットは測定者のとって
最大のメリットです。

大きな理由のひとつは、「吸収強度」によります。

IRに比べ吸収強度が1/10〜1/1000であるため、
IRの最大の敵だった「水」に邪魔されずに、
水分の多いものでもそのまま測れるメリットがあります。

反面、強度が小さいということは、解析が難しいということになりますが、
PCの発達でゴリ押しで、力ずくの計算ができるようになったため、
精度もここ数年格段に向上しました。

とても便利になったものです。。。

続く・・・

テーマ:化学 - ジャンル:学問・文化・芸術

はじめまして〜NIR(近赤外分析装置)〜のはなし

NIR(近赤外分析)って何?という疑問を持つ方もおられると思いますが、
分析機器の中でもマイナーですので、興味のある方だけご覧ください。

今日は、近赤外領域について。。

一般的なIRやUV/VISなどは、普段使う機会も多いのですが、
NIR(Near-InfraRed)領域とはどのようなもので、どのような特徴を
持つものでしょうか?

☆UV/VIS領域
200-780nm
(特徴)
簡単なサンプル処理
とぼしい化学構造情報
水分による干渉が無い
高い定量性
物質同定が困難
光ファイバー利用可能

☆NIR領域
800-2500nm
(特徴)
簡単なサンプル処理
豊富な化学構造情報
水分による干渉が小さい( 水分測定可能 )
高い定量性
優れた物質同定法
光ファイバー利用可能

☆IR領域
2500-15000nm
面倒なサンプル処理
豊富な化学構造情報
水分による干渉が大きい
定量性に制限
優れた物質動定性
光ファイバー利用困難


と、言うわけで、NIRはちょうどUV/VISとIRのいいところ取りを
した感じです。
結論を言うと、
定量・定性にも利用できて、
サンプルをそのまま計れ、
光ファイバーなんかも使える、
そんな領域です。


続く・・・

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Author:Dr.mjs
近赤外の世界へようこそ。
いちユーザーとして、簡単に紹介します。
一部、あるメーカーに偏った話しになるかもしれませんが、
御勘弁を。。

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